2. 髪の毛の種類は?
人 毛
原材料としての価格は高めで、
質の良い人毛ほど価格は上がります。
最高級ランクの人毛は
『 レミー人毛 』
と呼ばれています。
自然な風合いを出すことができ
パーマ、カラーでのアレンジが可能ですが、
紫外線にも弱く毛先の方から褪色もしてきます。
また、洗うとスタイルが保持出来ず
地毛の髪の毛と同じように
セットも必要になります。
当然、人間の髪の毛ですので
髪の毛は水分を含んでいるので
人工毛( ファイバー )に比べ重さがあり
夏場や雨天時は水分を吸収し
蒸れやすいのが特徴です。
人工毛 ( ファイバー・化繊毛 )
ファイバーと聞くとツヤツヤの
毛髪のイメージがありますが、
現在、ウイッグメーカーさんの主力商品は
ほとんどがファイバーになり
逆に人毛のウイッグの方が
珍しくなってきています。
使用されているファイバーは
人毛と遜色ない自然な風合いのもので
耐熱性・メンテナンス性にも優れ
ヘアアイロンで熱をあてて
カールも付けられ
軽量なのが特徴です。
『 非耐熱ファイバー毛 』も
まだ、主力商品に交じり流通していますので
メンテナンスなどで、熱を当てるときは
必ず、ストランド(毛束)で
耐熱強度をチェックしてから
メンテナンスを行ってください。
非耐熱毛の良い所は
耐熱毛に比べツヤ感が少ないので
部分ウィッグとして地毛に馴染みやすい
ことが挙げられます。
ミックス毛
現在、ミックス毛のウイッグ
メーカーさんの作りにもよりますが
おおよそ人毛が3割程度入っており
人毛・人工毛の良い所を合せもち
自然な風合いを出しています。
メーカーさんの考え方にもよりますが
ウィッグ全体に人毛を混ぜるのではなく
身体や首に触れた時
自然な人毛の感触が感じられるように、
耳周り・襟足周辺、パーツ的に
人毛を使うことも見受けられます。